日本マクドナルドが原材料価格や人件費、物流費の高騰により、ビッグマックを含む一部商品の店頭価格を24日から10円～30円値上げしたことが発表されました。ビッグマック価格は「ビッグマック指数」で比較され、日本は世界で44位。値上げ後も相対的に安価ながら、購買力と物価上昇の中で消費者の反応が注目されます。
価格変動とビッグマック指数の波乱！
ビッグマック指数は各国の物価や購買力の目安とされ、2023年のランキングでは1位がスイス、2位がノルウェー、3位がウルグアイで、日本は44位に位置しています。値上げ前の450円は、スイスの約1120円やアメリカの約810円に比べて安価でした。
値上げ背景にある人件費の高騰と日本の賃金事情
日本のマクドナルドは2022年から4回にわたり少しずつ値上げを実施しており、今回はビッグマックを含む一部商品での調整が行われました。人件費の高騰がその一因で、日本の物価が低い背景には、先進国の中で賃金が低いことが影響しています。春闘では、賃上げ期待が高まっていますが、賃金上昇が物価上昇に追いついていない現状が指摘されています。
慎重な値上げラッシュ！今後の消費者動向に注目
2022年からの値上げを進める中で、日本マクドナルドは賃上げの動向を慎重に見極めています。2023年のビッグマック指数が44位となる中、今回の値上げで消費者の反応がどう変わるかが業界全体で注目されています。消費者の財布事情が厳しい中、今後の客数や売上動向が飲食業界にとって大きな課題となりそうです。
