漁業再開が極めて難しい状態に
能登半島地震により、北側の海底が最大4メートルも隆起。漁業再開は難しく、津波観測にも支障が生じています。津波の観測に支障をきたし、研究者もその地殻変動に衝撃を受けました。
漁師たちの途方に暮れた姿
地盤隆起で15の漁港に被害。高齢の漁師たちは「もう船は出せん。漁業は終わりや」と嘆き、経済的打撃も懸念されています。珠洲市の長橋漁港では、港内がまるで渇水で干上がったかのように海水がなくなり、漁師の生活に大きな影響が出ています。
地震による大規模な地形変化
国内の観測史上最大規模の地盤隆起が起き、新たな海成段丘ができた。これまでにない規模の変化が地元に大きな影響を与えています。宍倉正展グループ長の研究チームが現地調査した結果、漁港は約4メートルも隆起しており、その影響は甚大です。
津波観測計も機能停止、防災に課題
地盤隆起により津波観測計が損傷し、防災に課題を生じています。地元の安全対策に加え、長期的な漁業復興の課題も浮き彫りになっています。地震前後の海面の高さを比較する調査では、漁港が約4メートルも隆起していたことが判明し、その影響は広範囲にわたっています。
