新しい年が始まり、楽天証券が注目の的となっています。なんと、2024年に入ってからの新規口座開設が、前年の同時期に比べてなんと3倍に伸びたと楽天証券の楠雄治社長が明らかにしました。この急増の背後には、新たな少額投資非課税制度(NISA)が大きな影響を与えているようです。
楽天証券は都内で開いたイベントで、ブルームバーグの取材に対し、「今年の口座開設の動きの勢いは例年と全然違っている」と強調。通常、年末年始に口座開設は増える傾向がありますが、新NISAの導入により「ますます加速している」との驚きの言葉も飛び出しました。
新NISAがもたらす変革!
新NISAは、非課税保有期間が無期限化され、年間投資枠が最大360万円となり、生涯投資枠も2倍以上の1800万円に拡大。これにより、個人の投資家たちの意識が一気に高まり、楽天証券の口座開設数が急増したとみられています。
日本株が34年ぶりの高値を記録している中、新NISAの制度改革がその一因として挙げられています。楽天証券では、24年末の日経平均株価を3万7000円と予想。足元では海外投資家が日本株を買い越しているものの、「勢いが強すぎるのでいったん調整が入る可能性はある」とも指摘されています。
楽天証券とみずほ証券の提携強化が進む中、上場時期の検討は続行中。
楽天証券はみずほ証券との提携強化を進め、「大きな顧客層を持つみずほ証券の資産形成層を引き寄せていきたい」と説明。また、オンラインに強みのある楽天証券のノウハウをみずほ証の支店で生かし、「シナジーを有効的に働かせていきたい」と述べました。
一方で、ホールディングスの上場時期については「市場環境を見ながら継続して検討していく」とのコメントがあり、今後の展開が注目されています。
個人投資家の拡大が日本経済に新たな息吹を与えそうです。新NISAの影響で、、楽天証券が牽引する形で個人の投資ブームが拡大中。今後も市場の動向に注目が集まります!