JAL機の着陸時に発生した火災事故により、多くの乗客と乗員が奇跡的に脱出した中、もうひとつの心配が浮上しています。事故から一日が経つなか、機内に動物が預けられていたのではないかという懸念が広がっています。
海外からの称賛と同時に新たな懸念が広がる
2021年8月11日、日本航空（以下、JAL）516便（羽田発大分行き）が海上保安庁機との衝突事故により炎上しました。この事故で、乗客と乗員全員が脱出した一方で、海保機の乗員のうち5人が死亡し、機長1名が重傷を負いました。国内外からは「奇跡」という言葉で報じられ、支援に向かうはずだった人たちが事故に遭い、世界に衝撃が走りました。
新たな懸念：動物搭乗の可能性
しかし、事故から一日が経つにつれ、新たな懸念が広がりつつあります。それは、機内には人間以外の動物が預けられていた可能性があるのではないかという憶測です。SNSでは、「昨日のJAL機の手荷物にペットがいないことを祈るばかり」「JAL機の乗客の方でペットちゃん、預けてる方、いなかったかな…。 いなければいいな…。」といった声が上がっています。
広報コメント：「2件のお預かりがございました」
JALの広報部に問い合わせたところ、「JAL516便では、2件のお預かりがございました。お預かりしたペットに関しましては、残念ながら救出ができませんでした。お悔やみを申し上げます。 ペットのお預かりに関しましては、お客さまの『ご家族』を大切にお預かりする、という認識のもとお預かりをさせていただいております。この度は、お客さまやご家族の皆さま、関係の皆さまには大変なご心配、ご迷惑をおかけしていますことを深くお詫び申し上げます」とのコメントが寄せられました。ペットの種類や数、死亡の原因や状況などの詳細については、JALは公表していません。
安全輸送への努力と今回の結末
預けた動物は通常、手荷物扱いとなり、緊急時は人命が最優先されます。しかし、JALは輸送環境について獣医師などの専門家のアドバイスを得て、貨物室内を客室と同じ温度・湿度に保ち、安全な輸送を実現していると説明しています。今回の事故で動物たちの命が救えなかったことは、多くの人々の心を痛めさせています。筆者は、このブログを通じて、事故の真相やJALの責任について追求していくつもりです。
