「大谷グローブ」が別府市で話題となりました。大谷翔平投手が全国の小学校に寄贈する予定のジュニア用野球グローブが、市役所内での展示に対し、市民からの批判が相次いでいます。
子どもたちに行き届かず…市役所での展示に疑問の声
大谷翔平投手は去年、「野球しようぜ!」というメッセージとともに、全国の小学校に3つずつ計約6万個のジュニア用グローブを寄贈する計画を発表。しかし、大分県別府市ではその一部始終に物議が巻き起こりました。グローブは市役所に到着した際、市長が「私が見るだけではもったいない!」として市役所正面入口に展示することを発表。これが市民から「勝手に展示するな」といった批判を呼び起こしました。
市長の反論と急遽の対応
市民の一部からの批判に対し、市長は「渡さないとは言っていない。見てみたい市民に見てもらおうよ。そう言うのが教育ではないのかな?」と反論。しかし、その後、グローブの管理方法について校長から不安の声が寄せられ、市教育委員会が1月30日まで市役所で展示し、その後子どもたちに配布することを決定したと説明。
市民の意見を受けて26日に急遽渡すことを明らかに
市民からは早く子どもたちに届けるよう求める声もあり、市長は定例会見で「見てもらいたい市民がいるのなら、まずはそれを。でも、早く子どもたちにも渡してほしいという声もあるので、1月26日には渡すことにした」と述べ、対応の変更を明らかにしました。
