合格率１７％の難関宅建試験で、大阪市の小学４年生、水落孝心君（１０）が合格し、最年少記録を更新しました。彼は父で司法書士の孝行さんと協力して勉強し、「将来は資格を生かせる不動産関係の仕事か、お父さんのように司法書士になりたい」と抱負を語りました。
勉強の過程
孝心君は幼い頃から法律に興味を持ち、「こども六法」を愛読していました。民法の条文をノートに書き写すなど積極的な学習姿勢を見せ、父親の孝行さんが宅建の勉強を提案しました。
小学３年の夏休みから本格的に試験勉強をスタートし、毎日３０～４０分、父親と共に週３回は協力して勉強しました。難しいテーマについては身近な例に置き換えて教え、過去問を繰り返し解くことで理解を深めました。
試験の日と趣味
実際の試験日には、プロ野球・阪神タイガースの大ファンである孝心君は大山悠輔選手のユニホームで臨みました。合格後には甲子園球場の年間チケットをご褒美にもらい、喜びを語りました。
今後の展望
孝心君は「新しい知識を増やすのが楽しい」と話し、今は「ファイナンシャル・プランナー（ＦＰ）」３級の資格取得に挑戦中です。
この快挙は、子供の好奇心や興味を大切にし、親子の協力学習が奏功した結果と言えます。親が子供の興味に寄り添い、理解が難しいテーマも身近な例に置き換えながら教えることが重要です。彼のような挑戦は子供たちにとって素晴らしい励みとなるでしょう。
